トリックアートとは?
『TrickArt(トリックアート)』とは、株式会社エス・デーの長年に渡る創作活動の中で培ってきたユニークな体験型アートのことであり、エス・デーが所有する登録商標です。
トリックアートは、古来ヨーロッパの「トロンプルイユ」(遠近法・陰影法・前進色と後退色の組み合わせ)という技法を原点に、1984年エス・デーの創業者である劒重和宗が創造し、壁画制作から活動をスタートさせました。これ以降エス・デーの制作工房では精力的に作品を創り続け、近年ではオリジナル作品を主流に、視覚の錯覚や立体トリック等をはじめ、多分野に渡るトリックの要素を取り入れた独自の作品群を創り上げています。これらの活動により、トリックアートは一種の美術と透視学、設計学、幾何学および心理学の融合芸術として認知されるものとなりました。
現在、トリックアート美術館は全国に17ヶ所を数えるまでに成長し、年間20箇所前後での企画展やイベントと合わせると、200万人を超える来場者数を記録し続けています。そして日本国内に留まらず、海外でも『トリックアート展』は高い評価を受け、日本発の優れた新興芸術として認められるものとなっているのです。
※『TrickArt(トリックアート)』は、株式会社エス・デーの登録商標です。
トリックアートの創始者 劒重和宗
美術館は、一部の人達のものではない。
絵心のある人も、ない人も
そして、大人も子供も誰もが楽しめるような
もっと身近なものであるべきだ。
劒重和宗(1940~1997)
『TrickArt(トリックアート)』を創造することで、絵画を体験型アミューズメントに進化させた劒重和宗。
彼は、40歳で銀行員を辞め、絵画の世界に身を投じ、「多くの人々に芸術を身近に楽しんで貰いたい」という信念のもとに制作活動を続けました。
制作中の不慮の事故により、57歳という若さで他界してしまいましたが、彼の遺志と技術は、今でも株式会社エス・デーの中で生き続けています。
トリックアートの魅力
“アートとして”、手描きにこだわる
創始者である劒重和宗の「芸術を親しみやすいものにしたい」という想いを実現するため、“手描き”による作品制作を重視しています。
インターネットやデジタル機器等からの情報が溢れる現代だからこそ、私たちは”手で描く”事によって、描き手の想いが伝わる事が重要であると考えているからです。
また、磨き上げられた高度な手で描く技術により、様々な素材にも柔軟に対応する事が可能となり、大画面の作品であっても、自然に実現できるメリットもあるのです。
”手描き”にこそ、私たちの想いと技術が詰まっているのです。
トリックアート壁画
近年では、パブリックアートとして採用されることも多い「トリックアート」。公共の場で多くの方々が楽しむ事ができる作品たちは、人間の手で描く事によって生み出されています。大きく複雑な壁面や、アスファルト等、どの様な困難な条件下の場所であってもチャレンジしてゆく事が、私たちのポリシーです。
美術館&イベント
自由な芸術鑑賞を実現するため、私たちが創り上げた「見て、触って、写真が撮れる美術館」は、現在全国17ヶ所ほどに広がっています。各地で開催される”トリックアート展”も含め、年間約200万人が訪れるコンテンツとして、日本国内に限らず海外でも高い評価を受けています。
新しい発見を常に多くの人々へ。
クライアントと共に、驚きの作品を創り出す!!
日常の空間に、非日常の風景を創り出す事で、見る人たちに心地よい驚きと、心なごむ瞬間を楽しんでいただける事が、私たちの望みであり目指すところです。
そんな空間を創り出すべく、みなさまの求める驚きや、注目を集める表現を常に新しい技術・アイデアを駆使してご提案してまいります。
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高い建物の壁面や車が行き交うアスファルト、場所を選ばずあらゆるところへの制作が可能な手描き制作による『トリックアート』。
その作品制作の自由度は高く、場所を選ばないだけでなく、実在する人間や動物、はたまた架空の生物や空間。人間の想像し得るすべての”姿”、”形”を表現する事が出来ます。印刷物では生み出せない、”一点物”の作品が持つ魅力が、広告やキャンペーンに使用する事で、その価値・芸術性を高めると、多くの方々からご依頼をいただいております。
3Dアート(デジタル加工作品)
様々な用途に合わせて、短期間、ローコストで実現可能なデジタル表現による3Dアート制作も行っております。
同時期に複数の会場で開かれるキャンペーン等で、高品質な複製が可能となる3Dアートは、宣伝効果抜群。
私たちが培ってきた“トリックアート”を描く技術で、魅力的な3Dアート作品を創り出します。
作者紹介
作品を生み出すエス・デーの制作工房
制作工房では、壁画・床絵・立体造形物など様々な制作が行われています。「芸術をより身近なものとして、多くの人々に安らぎと新たな感動を届けたい」。そんな想いを込めて、スタッフ全員が制作に励んでいます。
株式会社エス・デーでは、多くの制作スタッフが、お互いの技術を競い合う”工房制”を取り入れる事で、共同制作と徒弟教育を行いながら「トリックアート」を進化させ続けています。
神山 宣耀
Senyo Kamiyama
アートディレクター
常務取締役
齋藤 高志
Takashi Saito
アートディレクター
企画制作部 部長
小松 孝晃
Takaaki Komatsu
アートディレクター
企画制作部 部長代理
工藤 将人
Masato Kudo
アートディレクター
企画制作部マネージャー
赤塚 博文
Hirobumi Akatsuka
アートディレクター
佐藤 宏史
Atsushi Sato
野村 敦子
Atsuko Nomura
恵 竜矢
Tatsuya Megumi
李 英圭
Yonggyu Ri